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17 観光スポット

寺院

古い中国寺院が多く、何百年にも渡って重要な祈りの場所であり続けています。マカオの寺院は主に仏教、道教、民間信仰のものです。仏陀、ナーチャ、天后 (海の守り神)、観音 (慈悲の女神)などが様々な寺院に祀られています。伝統的な中国の信仰と、漁村というマカオの歴史的起源についてより多くを学ぶことができるでしょう。

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包公廟及び醫靈廟

疫病がマカオに蔓延し多くの人々の命を奪った光緒帝時代、1889年と1895年に包公廟と醫靈廟は建設されました。当時の医学は現在ほど高度ではなかったため、人々は神に祈ることで病気を治すことができると信じていました。包公廟は盛儀の神、醫靈廟は仏陀など他の神々を祭っています。

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康公廟

康公廟は仏教と道教の神を祀っています。言い伝えによれば、この地域に暮らした住民たちが近くの水辺に木彫りの康公の像が浮いているのを見つけました。康公は力と安全をもたらすと信じられており、住民たちは後に掬い上げたこの像を祀る廟を建造する資金を貯めて、康公廟は1860年に建設されました。

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三聖宮

同治帝の時代、1865年に建立された小さな寺院です。門に刻まれた文から、島は塩の生産で有名だったと学ぶことができます。金花、觀音、華光大師を祭っています。200年以上前に地元の漁師により建てられ、華光大師が祭られました。健康と子どもを守る神として信じられており、多くの参拝者が訪れました。2002年に...

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天后古廟

天后を祭る、1763年に建立されたコロアン島で最古の寺院です。寺院は門広場と本堂で構成されています。「徳は国家を育てる」という一文が刻まれています。天后は大漁の女神、また家族を守る女神として信じられており、漁師の間で人気があります。

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北帝廟

タイパの大きな寺院の一つです。石碑によると、北帝廟は160年の歴史があります。当時、多くの人々は漁業を生業としており、この北帝を崇めました。また洪水や火災から守る神としても崇められています。お祭りでは中国オペラが開催されます。またレンタルサイクルでこの辺りを巡ることができます。

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観音廟

碑文によると、この寺院は嘉慶帝の時代、1800年に建立されました。慈悲の女神である観音は、漁師や船員を守り無事に帰還させると信じられており、マカオで人気のある神です。コロアンの街に平和と幸運をもたらしてきたこの寺院は、時と共に発展し、天后古廟、譚公廟、三聖宮とともにコロアンの4大寺院となっています。

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天后廟

タイパ島で最古の寺院の一つであると考えられています。建立された正確な年を確認する方法はありませんが、古い鐘など、歴史的な痕跡から乾隆帝の時代、1785年頃ではないかと考えられます。天后は船の遭難や溺死から人々を守る神として祭られています。元は祭壇や鐘などがあった大きな寺院でしたが、現在では本堂のみ残...

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媽閣廟

媽閣廟は、マカオの街が形成される以前から存在していました。正門、中国式鳥居と4つのお堂で構成されています。媽閣廟のように単一の建築集合体の中に異なる神を祀る様々なお堂が存在するのは、儒教、道教、仏教および複数の民間信仰の影響を受けた中国文化の典型的な例だと言えます。

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観音堂

慈母観音を祀った仏教寺院は13世紀に創設され、現在の建物は1627年まで遡ります。大きな門と屋根に陶製の動物や人の飾りを施した寺院は、マカオの寺院の中で最も壮大かつ豪華な寺院の一つです。小さな三層の中庭によって区分され、ふんだんに装飾された堂は、仏陀と観音に捧げられています。観音は、毎年変えられる絹...

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蓮峰廟

1592年に建立された蓮峰廟は定期的に再建されており、廟正面には19世紀の歴史や神話を描いた粘土の浮き彫りがあります。入り口では石の獅子が門番をしています。中の祭壇には天后像が祀られ、両側に守護神を従えています。奥の中庭は龍の浮き彫りや蓮池、そして鉄の火鉢によって飾られています。本堂は観音を祀ってお...

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蓮渓廟

道光10年(1830年)に建設された寺院で、観音菩薩、財神、華光大帝、寝仏、十八羅漢など10を超える神仏を祭っています。マカオで最も多くの神仏を祭った寺院のひとつです。行事があると、寺院内では大勢の信徒が大小の線香を捧げます。光緒帝の時代(1875 ~ 1908)、この寺は拡張工事により改築され、蓮...

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菩提禅院

タイパの菩提禅院は、マカオで最も多くの信者に支えられている、また最も美しい寺院の一つです。本堂にはマカオ最大の仏像があります。この銅像は、蓮の花を形どった台座を含め高さ5.4メートル、重さ約6トンになります。本堂や僧院のほかに、とても人気のあるベジタリアンレストランがあります。

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三街會館(関帝廟)

かつての中国市場があったあたりは、今も市場(營地街市)が建っています。西洋式のセナド広場に接して、この中国式寺院が存在する姿から、二つの文化の共生を見ることができます。関帝廟は、中国商工会議所の前身として中国系事業組合と長年密接に関わっています。

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ナーチャ廟

神童ナーチャを奉るため1888年に建立されたこの小さな伝統的中国寺院は、地域の主要なイエズス会事業跡の近くにあり、マカオが多文化的なアイデンティティと信教の自由を受け入れた最も良い例の一つとして、西洋と中華の思想交流の姿を表しています。

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ナーチャ廟(カルサダ・ダス・ヴェルダーデス)

ナーチャ廟は清の初期に建てられ、光緒24年(1898年)に拡張工事が行われました。この寺院は、6本の石柱に支えられたシンプルな正方形のパビリオン形式です。右側には小さな切妻屋根の建物があり、そこには小さく彫られた花崗岩の祠、供物を捧げる祭壇、香炉が設置されています。その隣には、ナーチャ神が300年前...

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譚公廟

この道教寺院は漁師たちの守護神・譚公を祀っており、ゆるやかな屋根は陶器で装飾されています。譚公のほかには、赤い衣に黄色い帽子を被った木造の船員人形が乗った、クジラの骨で造られた長さ1.2mの朱塗りのドラゴンボートがあります。 岩やねじれた松を背景にして、こん棒を持ち、オレンジの縞が入った、目の大きな...

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観音古廟と城隍廟

観音古廟は明の時代にモンハの丘の南側に建立されました。観音堂に比べて小規模なので、「小観音堂」とも呼ばれています。右側にあるのは城隍廟で清朝後期、1908年に建立されました。マカオでは唯一の城隍の神殿がある寺院です。